歯医者とケーキ屋さんの共通点
忘年会や、来年3月の謝恩会の
案内が続々と届く。
ある歯科衛生士学校の謝恩会は3月○○日!
ここ数年間、卒業生に元気を出してもらおうと
岡大バカ3人組で歌と踊りを披露している。
今年の出し物は?
「今年は、少女時代か、キャラを
歌って踊ろうと思う!」
私の言葉に、「『キャラ』じゃなくて、それは『カラ』」
との妻のダメだし!!
知ったかぶりは、やはり良くない!!
でも頑張る!!!
火曜日のお昼休み、往診に出ることがある。
午前中の診療が終わり、機材を車に詰め込んで
お昼休みに在宅で寝たきりの方を訪問する。
今はそれほど寒くない季節なので、半袖の
ユニフォームそのままで患者さまの自宅に赴く。
私は普段は、ほとんど車に乗らない。
平日の昼間に車に乗ることは、歯科の訪問診療に
行く時くらいだ。
平日の昼間、車を走らせると面白い光景を
見かけることが多い。
「こんな場所に自然食レストランが
オープンしている!」
家族で、また来よう?
「ここのガソリンスタンド、患者さんのAさんの
経営だったが、遂に畳んでしまった。」
経営が厳しいのか?
「当院のメインバンクの○○信用金庫!
新築オープンしたので、旧支店の建物が
取り壊されている!」
新店舗に、こんど遊びに行こう!!
私が、訪問診療で一番うれしく思うのが
岡山を代表するお菓子のお店「白十字」一宮店に、
いつもお客さんがいて、お菓子を買っていることだ。
(一宮のナンバー1のケーキ店は「うるうる」さんと
思っているが、残念ながら火曜日は定休日である!)
ちなみに、「うるうる」のロールケーキは絶品である。
歯科医師として、虫歯予防の観点からケーキ屋さんの
繁盛を推奨するのは、どうかとは思われる。
しかし、一宮の白十字のお店でレジに並んでいる人の
姿を見る時、私はいつも今は岡山が、そして日本が
幸せであることを心から実感する。
「幸せなんだなー!!」
幸せになるには、余裕の二文字は必須で
私が以前訪問したカンボジアには、幸せな
ケーキ屋さんは、首都のプノンペンにさえ
存在しなかった。
日ごろ、忙しさにかまけて、自分の幸せ度を
忘れてしまっているあなた!(いや私か?)
他人と比較して、自分は劣っている。
あの人の方が幸せだと不幸に浸っているあなた!
(いや、これも私か??」
命に別条のない虫歯や歯周病の治療を行う歯科医院に
これだけ多くの患者さまが来院されるのは、
日本の今現在の幸せを端的に現わしていると私は思う。
来年もケーキ屋さんと歯医者が繁盛する
幸せな日本でありたい!!!
岡山なかの歯科・矯正歯科クリニック 院長中野 浩輔
- 昭和62年3月 岡山大学歯学部 卒業
- 昭和62年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 研修医
- 昭和63年4月 岡山大学歯学部第一補綴科 文部教官助手
- 平成4年4月 なかの歯科クリニック を開設
当院は、岡山市北区矢坂東町での開院当初から3つのスローガン「待たせない」「痛くしない」「よく説明する」を掲げた歯医者作りをしています。
